【完】今日から、お前は俺のモノ
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俺は、最近めいに言わずに密かに
1人で進めていることがある。
それは…………
文化祭のこと。
俺らの学校は昔から、文化祭が無くて、
めいが前からずっと俺に
耳にたこができるくらいに
文化祭の熱い思いを語るもんだから、
俺も…………まあ……
それなりに文化祭したいかなぁとか……
思ってるわけで…… 。
まぁ、 ?
俺も無事生徒会長になったわけで、、
それなりの権限もあるし……?
文化祭の話、提案してみるかー!っつーわけ
今から1ヶ月、2ヶ月前…………
俺は文化祭の話をしに校長に言いに行った。
校長は、普通なら
校長室にいていいはずだが
放課後になると、
決まって、学校裏の小さな畑にある
犬小屋で犬とじゃれている。
まぁ、覚悟はしてたけど、あそこまで
頑固な校長もなかなかで、
結構…… かなり……苦戦した。
まるまる1ヶ月は
通ってたよーな……
毎日、毎日、
部活が終わって、放課後には
通って…………説得しに行って……
マジで体力的にも限界つーか
諦めかけてた……な……
それでも……めいの喜ぶ姿とか
想像しちゃったら……もう俺の負けつーか…
俺もあの頑固な校長に負けねーよーに
頑張ったなほんと…………
でも……あの日は……
懲りずに説得しに行ってた時……
突然、、
フワッとスカートを風に吹かせて……
「…そろそろ……いいんじゃないかしら?
…ね?………校長?
私もね、前に頼んだ事あるでしょ?
でも……
あれ以来……文化祭は諦められて……
一切頼みに来る子もいなかったじゃない。
それに…………
こんなに熱く文化祭をしたいって
想いのある子……そうそう……
いないと思うけど……?
この子達なら……
少しのわがまま聞いてあげてよ。
私たちにも出来なかった事を……ね?校長」
校長は俺の言葉に
耳を傾けなかったのに対して
この女性の一言でグラッと……
「…………里奈子か…………
あぁそんなこともあったな……
あの時のことは…………」
「……私達の頑張りがいつまで経っても
報われないでしょう?」
少しさっきより暗いトーンで
一声掛けた……里奈子さんは、
顔は見えなかったけれど、
どうやら……校長の教え子か、、?
前にも文化祭の話を提案して……?
「……そうだな……
……認めよう」
「…………え?」
俺の思考は停止して、
「……よかったねっ!」
そう言って肩を叩かれて、
振り向いたらいなくなっていた女性の事は
名前しかわからない。
「……お前さんのような……
文化祭の熱い思いを抱いておるのは……
里奈子……私の娘の代以来だ……」
「むっ、娘っ!?」
「……そうだ娘だが……?」
そ、そういう事か…………
どうりで呼び捨て……か……
「だから……過去の
彼女達の頑張りもお前さんの頑張りも……
認めよう……
その分……いいものにするのだよ……」
そう言って、あの頑固で堅苦しい
おじさん校長は、
フッと口元が緩んで笑った気がした。
俺は、最近めいに言わずに密かに
1人で進めていることがある。
それは…………
文化祭のこと。
俺らの学校は昔から、文化祭が無くて、
めいが前からずっと俺に
耳にたこができるくらいに
文化祭の熱い思いを語るもんだから、
俺も…………まあ……
それなりに文化祭したいかなぁとか……
思ってるわけで…… 。
まぁ、 ?
俺も無事生徒会長になったわけで、、
それなりの権限もあるし……?
文化祭の話、提案してみるかー!っつーわけ
今から1ヶ月、2ヶ月前…………
俺は文化祭の話をしに校長に言いに行った。
校長は、普通なら
校長室にいていいはずだが
放課後になると、
決まって、学校裏の小さな畑にある
犬小屋で犬とじゃれている。
まぁ、覚悟はしてたけど、あそこまで
頑固な校長もなかなかで、
結構…… かなり……苦戦した。
まるまる1ヶ月は
通ってたよーな……
毎日、毎日、
部活が終わって、放課後には
通って…………説得しに行って……
マジで体力的にも限界つーか
諦めかけてた……な……
それでも……めいの喜ぶ姿とか
想像しちゃったら……もう俺の負けつーか…
俺もあの頑固な校長に負けねーよーに
頑張ったなほんと…………
でも……あの日は……
懲りずに説得しに行ってた時……
突然、、
フワッとスカートを風に吹かせて……
「…そろそろ……いいんじゃないかしら?
…ね?………校長?
私もね、前に頼んだ事あるでしょ?
でも……
あれ以来……文化祭は諦められて……
一切頼みに来る子もいなかったじゃない。
それに…………
こんなに熱く文化祭をしたいって
想いのある子……そうそう……
いないと思うけど……?
この子達なら……
少しのわがまま聞いてあげてよ。
私たちにも出来なかった事を……ね?校長」
校長は俺の言葉に
耳を傾けなかったのに対して
この女性の一言でグラッと……
「…………里奈子か…………
あぁそんなこともあったな……
あの時のことは…………」
「……私達の頑張りがいつまで経っても
報われないでしょう?」
少しさっきより暗いトーンで
一声掛けた……里奈子さんは、
顔は見えなかったけれど、
どうやら……校長の教え子か、、?
前にも文化祭の話を提案して……?
「……そうだな……
……認めよう」
「…………え?」
俺の思考は停止して、
「……よかったねっ!」
そう言って肩を叩かれて、
振り向いたらいなくなっていた女性の事は
名前しかわからない。
「……お前さんのような……
文化祭の熱い思いを抱いておるのは……
里奈子……私の娘の代以来だ……」
「むっ、娘っ!?」
「……そうだ娘だが……?」
そ、そういう事か…………
どうりで呼び捨て……か……
「だから……過去の
彼女達の頑張りもお前さんの頑張りも……
認めよう……
その分……いいものにするのだよ……」
そう言って、あの頑固で堅苦しい
おじさん校長は、
フッと口元が緩んで笑った気がした。