【完】今日から、お前は俺のモノ
急いで携帯を開いて美咲に電話をかける。


……プルルルーーー



「……もしもし?」

「美咲!!明後日ってひま!?!?」



ワンコールで出た美咲にいきなり
明後日の予定を聞くくらい焦って……



「っ!めい!!どうしたのいきなり……っ」
「明後日?」

「……うん、明後日、
一緒にバスケの大会見に行かない?」

「……それって玲於と颯太の試合?」

「うん、そうなんだけど……」





「颯太に誘われて?」




……ドキッ……




私は、勝手になる心臓の音を無視して
美咲と話を続けるーー




「……え!なんで分かったの!?」




電話で顔見えてないのに……




「……勘。
私も玲於のバスケ見たいし行こーかなぁ」


「美咲の勘ってすごい……!!
やったあ!!行こいこ!!
……美咲、それでね……?」



美咲は何着ていくんだろう……




「美咲は、何「明日、買い物いくかあ!!」

「……え?」





「どーせ、めいのことだから服何着ていけばいいかわかんないんでしょ?」
クスクス笑いながら美咲が言う。



「実は……それで丁度電話しよーと思ってたんだけど……

美咲にはなんでもお見通しだね……」

「まぁね?私の勘は当たるからく

「……へへへ……っ……」



そうして、
美咲と明日の買い物と明後日の約束をして
眠りについた
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