【完】今日から、お前は俺のモノ



……最近1日が過ぎるのが本当に早い。



昨日、美咲と電話話してたかと思うと
もう、今日の放課後だ。



私と美咲は駅前のショッピングモールへ
これから買い物をする。



ショッピングモールについてからは
プラプラと歩いてお店を見回っている。


カチャカチャ……


「んーめいには可愛いのがいいなぁ……」


美咲はハンガーをカラカラと触りながら

私の服を……



私より考えてくれてる………!!



……ってだめだ!!!
美咲に甘えてばっかじゃ!!


「こ、これとかどうかな!」
私が選んだのは白の長いチュールスカート。



美咲はじっ……とみて



難しい顔をしたあとすぐにパァッと
顔を明るくして……



「めいはこういう長いスカートって
多いよねぇ…だから……
うん!!今回は露出多め!!!」



……何を言うかと思ったら……露出!?!?




「いやいや!露出とかって似合わないよ…」

「何言ってんの!!大丈夫!!
めい足細いし、鎖骨綺麗だし…」



改めてそんなこと言われると照れる……

「……って無理だよそんなのぉ!!」




美咲はそんな私の叫びを無視して
……一生懸命服を選んでるし!!!


………まぁ私も探すかぁ…


自分に合う服ってよくわかんないなぁ……



カチャ……。



美咲のハンガーを漁る音が止まって
目を光らせている。


なんかいいのでも見つけたのかな…

「美咲?いいのあった?」



そう聞いても美咲は固まったまま。


……美咲?




「……うん。これ!!絶対似合う!」

「……っわ!!」


美咲、突然大声出すからびっくりする……



「めい!これ!試着して!!」


「っえ!?う、うん!!」


そう言われながら私は
美咲に背中を押されて試着室に入った。
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