【完】今日から、お前は俺のモノ
颯太と玲於といえば、




それこそうちの父親に誘われて
幼稚園の頃からバスケを始めて
ずっと中学校に上がるまでは




3人で放課後にバスケをしてたなぁ





でも、美咲とはピアノをしていたから
手を痛めるバスケなんてもっての他で
よく家で遊んでたけど……





いっつも4人で遊んでたっけ……





小学6年生に上がるにつれて
颯太と私はチームキャプテンになった。



近々、うちのクラブは絶不調で
県大会止まりだったから



私達2人の代で男女ともに全国大会に出場
出来て、県の中では


不敗の強豪なんて呼ばれるようになった。



それからは中学校に上がって、
小学までは同等レベルだったのに



だんだん颯太と玲於に
私が追いつけなくなって



3人でバスケっていうのはなくなったけ……



今思えば、颯太と玲於もあの頃から
一気に身長が伸びたり……



私の中の幼馴染の2人は




男子になってたからなぁ…… 。




それでもあの時の私は
2人に追いつけるようにって
家の庭のバスケゴールで1人で練習したなぁ




それで中2全国大会でベスト5。
ベスト3までしか貰えない賞状があって
悔しかったっけ……





でもあの時の悔しさはそれ以上の悔しさ
だったからーーーー
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