『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「、、そうだね。それじゃ、行ってくるよ。戸締りは忘れないように!!」
辰巳は携帯に耳をあてながら、急いで玄関を飛び出して行った。
「いお兄、ごめんね?なんか動揺しちゃって、、、。さ、上がって?」
「、、、お邪魔します。」
リビングに入ると、テーブルにはご馳走が並んでいた。
「わぁっ!ご馳走だっ、、、!でも凄い量だね?そう言えば美織ちゃんと雅君は?呼んできて4人でお祝いしようよ。」
「雅人は、、、今日から泊まりがけで合宿に行ってる。」
「そうなんだ。それなら美織ちゃんに電話してみるね〜。」
携帯を取り出し、美織に電話をかける。