『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「あぁー、、なんかこういうのいいな。理想の会話だった。」
「ふふっ、そうですか?」
キッチンで2人分のご飯をよそいながら座って待つ東の元へと向かった。
「これはまた、、、凄いね。」
「庶民的なものばかりですみません、、。お口合うといいのですが。」
申し訳なさそうに眉を下げる美鈴を見て、東は慌てて言葉を発した。
「違うよっ?!豪華すぎて戸惑っただけだからね?!?!普段は外食かコンビニで済ませてるから驚いて、、、!」
珍しく声を上げる東に、美鈴は驚いてしまう。
そして安心して目尻を下げた。
「、、良かった。では、冷めないうちに召し上がって下さい。」