『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
涙声の美鈴の声に東がため息をついた。
「、、それをどうしてそう捉えるかな。てか彼も彼だね。お互いそんなんだから、間違えてこじれるんだよ。気持ちを伝えた事ある?そんなに泣きそうな声してるのに、まさか自分の気持ちが分からない何てこと、、無いよね?」
穏やかな東とは思えない鋭い声。
「、、、、こんな私の気持ち。迷惑なんですっ、、、。幼馴染として妹としてだったら、ずっと繋がっていられる。だからっ、、!!」
「俺と付き合った?だったらもっと俺にもいろんな表情見せなよ。君は俺の前ではいつも笑顔だ。時間をかけて行くって言ったけど、昨日の君を見てはっきり分かった。待ってても彼以上の感情、俺には無理だろう?」
「っ、、、、!そんな事っ!私は東さんが、、すっ」
美鈴の声に低い声を被せる。
「それは違うんじゃない?君が彼に抱くものとは全くの別物。実際、彼に手を引かれる君は女の顔をしてたよ。あの顔見て、諦めがついたんだ。すぐに神崎さんに連絡したよ。、、、この話は無かった事にしてほしいってね。」