『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「僕に少しでも申し訳ないと思う気持ちがあるなら、ちゃんと気持ちを正直に彼にぶつけてくれないか?それで、、、許してあげるよ。」
声が詰まる美鈴に、優しい声で語りかける。
「それで駄目だったら、僕のことにおいでよ。きながにまってるから、、。じゃあ、悪いけど仕事で出かけなきゃいけないから切るね。またね、、。」
「あ、あのっ、、!東さんっ!?」
すぐに電話は切れてしまい、ツーツーと電子音が流れるだけだった。
もう頭の中がパンクしそうだ。
東には自分の気持ちが
分かっていたみたいだった。
しかも暁人に連絡もいっていて無かった事になってしまった。
これはもう、1度伊織に気持を伝えるしかない。
言葉にするのを避けてきた。
そのツケが今まわってきたんだ。