『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


小さい声で2人の話をしている同僚。

これも相変わらずで、
噂好きの庶務課では仕方のない事。


でもそれは決して悪意のあるものじゃなくて、冷やかしだったり伊織の魅力を語る声。







あれから直ぐにお互い両親に報告した。

盛り上がった親達が、勝手に話を進めてしまいあっという間に結婚式が決まった。



伊織が美鈴と恋人になった事で、騒々しかった社内も社外も一瞬で静まった。

あんなに穏やかな伊織の顔を見たら、戦いを挑む者など誰1人としていなかった。


そして何より伊織が積極的に前に出るようになった。

今まで弟に任せきりだったものにも顔を出し、評判は上々。
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