続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
「そうなのぉ?夢菜、初めて知ったよぉ」

「(何か隠しているに違いありませんわ・・・・・・)」

私は今、確信した。

確実に、何かを隠しながら演技をしていますわね。

「ふふぅ。次だよぉ。light ball〜」

中級魔法・・・・・・ですわね。

これなら・・・・・・

「Dark ball」

常に対になる魔法で対抗すれば!

どおおおぉぉんっ

「へぇ〜」

「爆発がおきて、両方に多少の被害が加わる・・・・・・」

それを知った上で、事前にプロテクションを出しておけば

「こちらへの被害はゼロ・・・・・・ですのよ」

「痛いよぉ〜。白い肌に煤が付いちゃうぅ〜」

「喋り方・・・・・・」

いつもの夢菜からは考えられませんわね、これ・・・・・・

なんでわざわざ演技なんかをしているんですの?

「なぜ、演技をしてたんですの?」

「バレないようにするためだよぉ?してないのは花音くらいかなぁ」

へえ・・・・・・

今、バラしてもどうでもいいですものね。

「それじゃあ、本気いくよぉ」

「本気?」

「うんっ。Arrow,light」

「なっ」

光の矢?せ、狭い部屋の中で・・・・・・しかもここ

病室ですのに!ごちゃごちゃしている方の!

それに、Penetrating lightとは比べ物にならないほど早い・・・・・・!

なぜですの?格ではPenetrating light(光の貫き)の方が上のはず



「そっか・・・・・・そういう事ですのね」

納得、しましたわ。

「では、こちらも。Magical suction」

何本もの光り輝く矢が、夢菜の周りに集まり、こちらへと豪速球の如く向かってくる。

それに対して、私が出したのは──

"Magical suction"

小さな、ブラックボール。

「それで出来るのかなぁ?」

「出来ますわよ?」

「ふふっ」

光の矢は、容赦なくぶつかり・・・・・・

はしない。

「へ?」

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