続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
矢は全て

その小さな"ブラックホール"に吸い込まれた。

「な、なんで・・・・・・げほっ」

全て吸い込まれた瞬間、小さく夢菜が咳き込む。

「けほっ・・・・・・けほっ」

「ふふ・・・・・・引っかかりましたわ」

「な、なにが・・・・・・」

ぜいぜい息を切らしながら聞いてくる。

「夢菜、貴女は自分の魔力をほとんど注いでその魔法を展開しましたわね?」

「そ、そうだけどぉ」

当たり、ですわ。

「Penetrating lightの方が威力も格も高いのにも関わらず、なぜそのような事をしたのか・・・・・・理由は一つですわ」

「な、なに?」

「それは──」

私の推測通りならば

理由は、ただ一つ

「格が上の魔法に魔力を注いでも、デメリットしかありませんものね」

「・・・・・・・・・」

沈黙・・・・・・

勝負、ありですわ。

「だって、夢菜。あなたの魔力は───





















そこまで多くない。そうでしょう?」

「っっ!!!!」

夢菜の顔が一気に強ばる。

「私が展開したのは、魔力吸引の魔法ですわ。体力や生命力と魔力は紙一重・・・・・・それをほとんど使い、吸引された。体調が悪くなるのは当然のことですわ」

未だに咳き込んでいる夢菜に近づく。

「私は、そこまで鬼ではありませんわよ」

そして小さく、唱える。

「healing」

そして、夢菜が暖かい光に包まれた。

「さて、援護にでも」

そして、立ち去る。




えりかVS夢菜 勝者・えりか




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