少年少女宇宙航行記
ふと、目が覚めると俺はソファーの上で座って寝ていた。

膝にはナルミの頭が乗っていた。

「遅くまで頑張っていたんだな。」

ナルミの額とつやつやした仮眠を撫でてると、モニターに目線を移した。

モニターには

   選考100%完了

       と表示されていた。

この一次試験で全体の100分の1まで絞り込んだ。

続く二次試験で身体検査と、適正検査を行い、最終採用とする。


俺が朝食にウインナーを焼いていると、匂いか、音かに反応してナルミが起きてきた。

「おはよー。美味しそうな朝御飯だね!さてはお主、腕をあげょったな?」

「どうしたんだナルミ、その殿見たいなしゃべり方は。」

「なんか、自分のために美味しいご飯を作ってくれるキルトくんがかわいい家来みたい
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