イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
「あ、いらっしゃーい」
「お疲れ様でーす」
こういった飲み会には慣れてるんだろう。
面識のない私にたいしても、そうやって気さくに声をかけてくれる人たち。
「あ、遅れてすみません……」
おずおずと頭を下げると、みんな笑顔で迎えてくれた。
だけど、その中で、ひとりだけ表情をなくしたようにただじっとこちらを見つめる人がいた。
拓海が、こわいくらいまっすぐに、私のことを見つめていた。