イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
拓海の独占欲に一気に顔が熱くなる。
照れくささと嬉しさで、どうリアクションをしていいのかわからなくて黙り込むと、拓海がじっと私を見下ろしていた。
「佳奈、返事は?」
「……うん」
こくこくと首を縦に振ると、きつく抱きしめられた。
体重がかけられて少し苦しいはずなのに、それよりも幸福感が勝る。
何度もキスをしながら、拓海の手が背中に回る。
私の着ているワンピースのチャックを下ろすと、簡単に服を脱がされてしまった。
私のことをあっという間に下着姿にして、拓海が意地悪に目を細める。
「これも、俺のため?」
買ったばかりの、薄いピンク色の下着。
控えめなレースが可愛らしいそれを身に着けるのは、まだ少し恥ずかしい。
唇を噛んで頷くと、拓海が微笑んで私の肩に軽くキスをする。
その唇がゆっくりと下に移動していく。