イジワル同期の独占欲に火をつけてしまいました
憧れていたことなんて、数えきれないくらいある。
一緒に映画を見たり、買い物をしたり。
動物園や遊園地、プラネタリウムもみたいし、旅行にも行きたい。
春には花を見に行きたいし、夏には青い海に。秋は赤く染まった山を見て、冬は寒いのは嫌いだから、温かい部屋でおいしいご飯を食べたい。
そうやって、ふたりの時間をたくさん過ごして、隣に拓海がいてくれるのが当たり前だと思えるようになりたい。
こどもじみた憧れを並べる私に、拓海が肩を揺らした。
「じゃあ、全部しよう。これからずっと、一緒に」
優しくそう言われ、ちからいっぱいうなずいた。
私の二十五年間の人生のほとんどの時間を拓海とすごしてきた。
そしてこれからは、ふたりで手をつないで歩いていく。
そのことが嬉しくてたまらなかった。
幼馴染み歴二十年。
片思い歴は十年。
そしてふたりが恋人になってまだたった一日だけど、この幸せはこの先もずっと続いていくんだって、信じてる。
【END】


