俺の彼女が可愛すぎて困る。
「あはは、美風さん反応面白いね?これは彼氏くんもキミに惚れちゃうわけだ」
面白い?
惚れちゃう……?
それに私は質問に答えてないのに、夏くんを彼氏だって肯定されちゃった。
「彼氏くんのこと、本当に大好きなんだね」
「なっ……!」
はい、大好きです。
なんてことは恥ずかしすぎて口には出せず、ただ熱く火照った顔を上げていられず俯いた。
「ちょっと意地悪しちゃったかな?ごめんね、美風さん。仕事も片付いたし、本当に助かったよ!」
「ど、どういたしまして」
私が星野先生の助けになれたかどうかはわからないけど、少しでも力になれていたのなら嬉しい。
「じゃあこれからも担任としてよろしくね?」
先生は爽やかな笑顔を残して、書類の束を抱えて図書室を出た。
……と思えば、なにか思い出したかのようにはっとして戻ってきた先生。
「どうかしました?」
忘れ物でもしたのかと訊ねてみる。
「いや、引き止めてしまってた僕が悪いんだけど……待っててくれてるみたいだから早く行ってあげて?じゃあ今度こそ、さようなら」
手をひらひらと振って先生は今度こそ行ってしまった。