放課後○○倶楽部
「りっちゃんの花柄パンツっ」
「お前は黙ってろっ」
「ふげしっ」

 復活一秒にして、瞬殺。

 哀れなり……部長。なんて微塵も思わない俺も結構酷いヤツかも。

「それじゃ、みんな揃ったので始めましょうか」
「そうね。こんなヤツはほっといて」

 問答無用に部長のお腹に蹴りを入れて椅子に座る副部長。まあ、いつもの光景だから気にもしないけど、よく生きていられるよな、あの人も。

「こほんっ――それでは」

 咳払いを一つして俺と律子ちゃんを交互に見た副部長は――
「電脳革命クラブ、本日の活動を開始します」
 高らかに宣言していた。


 一年間在籍しているけど、このクラブって一体何をするんだろうな……謎だ。
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