たとえ嫌だと言われても、俺はお前を離さない。
「んっ……」

トサ、と音を立てながら背後のベッドの上に押し倒される。


蕩けるようなキス。優しい指先。温かい体温。


恥ずかしいのに離れたくなくて、夢中でキスを繰り返し、彼からの刺激を受け止める。


そして……



「あっ、はぁ……」

彼からの熱を直接感じる部分は、この間と違って痛くはなくて。


激しく揺さぶられても、感じるのは彼からの熱さ、そして……


「あっ、ん……気持ち良い……」


あれ……もしかして私、今凄く恥ずかしいこと言ってしまったかな……?

身体中が熱くて、頭がボーッとして、訳分からなくなってる……。


だけど。


「好きだよ、綾菜」

乱れた息遣いの間に発してくれたその言葉だけは、はっきりと理解し、受け止めることが出来たーー。
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