手をつないでも、戻れない……
「ずっと、一緒にいような…… 結婚しよう……」
そう言うと、彼はもう一度キスをした。
私は、一瞬何が起きたのか分からず、彼をぼ―っとしたまま見送ってしまった。
私の手の上にあるのは、小さな四角い箱だった。
そっと、箱の蓋をあけると、優しく輝くダイヤの着いたリングが座っていた……
しばらくして…
『お守りありがとうございます。あなたで良かった……』
そんな手紙が送られてきた。
何が正しくて、何が間違っているのかなんて、私達には分からない……
何が成功で、何が失敗なのかも……
でも、ずっと一緒にいたいとい思う相手の手を繋げる事は奇跡だと思う……
この、繋いだ手を信じる事が、私の愛の形だ……
「完」


