【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
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四つ葉物産の副部長との面談を取り付け、咲希さんを近くのカフェに連れ出した。
オレが注文したのはチョコホリックタワーパフェ、咲希さんはいちごミルクラテ。今日のバリキャリファッションとかけ離れたピンク色の飲み物がギャップ萌えを誘う。
「咲希さま、今日のお支度はまたいつもと違いますねっ!」
「雅さん、お仕事のできる女性が好みかなって」
ああ、なるほど。
藍本さんのマネか。
服だけまねしてもそのひとにはなれない。咲希さんは咲希さんの良さがあるのに……。そんな言葉をオレは飲み込んだ。
「あの……どうしたら雅さん、私のこと好きになってくれるかなって」
「そ、そうですね」
「昨日だってあんな恥ずかしい下着着たのに、クスクス笑っておしまいだったし……」
「いや、あれはですね、唐澤はやられましたよっ! あんなセクシーショットたまりませんって! 雅副社長もびっくりしたんですよっ! だからきっと」
「そう……」
咲希さんはふうと小さな吐息を漏らして、いちごミルクラテに口を付けた。いつもより紅い口紅がやけに色っぽくてオレはドキドキしていた。
オレ的にぐっと来た、と言ったところで、何のフォローにもなってないのはわかってる。
咲希さんは雅副社長のことがほんとに好きなんだな。
「そんなに雅副社長と結ばれたいですか?」
「だって……どうしても私」