【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
身体が芯からじんじんと痺れだした。
熱くて、溶けてしまいそう。
雅さんはどうしてこんなキスができるの？

私の顎をつかんでいた雅さんの手が下へと這う。首元をするりと通り過ぎ、ブラウスのボタンを淀みなく外した。はだけた部分に雅さんの指が悪戯をする。

熱いキスは続けられたまま、鎖骨とキャミソールの肩ひもの間を何度か行き来した。

細く、少し冷えた指先。その触れられた部分がチリチリと熱くなる。

指は肩ひもの下に滑りこみ、上下に往復する。肌に触れていたのは指先だったはずなのに、徐々に面積が増え、雅さんの手のひらが覆うように這う。


「だ……」
「ん？　なに、ハニー？」


与えられる刺激にかあっと熱くなる。
何も考えられなくなる。

そんな朦朧とした意識の中で、膝に違和を覚える。いつのまにかスカートがたくし上げられていた。

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