【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
ランチを終えて直接エグゼクティブフロアにやってきた。雅さんは笑みを浮かべ、私を迎え入れる。
さっき、あんなことを言われたせいだろうか、雅さんの顔を直視できない。
「ハニー、どうしたの? 下を向いてるけど、俺の指を見つめてるのか? 指フェチだな」
「ち、ちがいます」
「かわいい顔を見たいんだ、ハニー」
うつむいていた私の視界にはチャコールグレーの絨毯と雅さんの革靴。そこに突然、雅さんの顔が現れた。下からのぞき込んでいる、私の顔を。
ちゅ。
顔が近づいてそのままキスをする。挨拶代わりの軽いキスだ。唇から伝わる雅さんの暖かさに全身の肌が震えた。
だめ……こんなキスにも反応してしまう。どうして?
「顔、真っ赤だよ」
「は、走ってきたから」
とっさに嘘をついた。雅さんは私の背中に手を当ててソファに座らせる。背中も熱くなった。斜め向かいに雅さんも腰掛ける。だめだ、雅さんを見れない。
「そんなに会いたかったの、俺に」
「え、エレベーターも混んでて、途中で止まってしまって、なかなかここまで上がらなくて、遅刻はよくないから」
「そう。それでも嬉しいよ。ハニー、これ」
さっき、あんなことを言われたせいだろうか、雅さんの顔を直視できない。
「ハニー、どうしたの? 下を向いてるけど、俺の指を見つめてるのか? 指フェチだな」
「ち、ちがいます」
「かわいい顔を見たいんだ、ハニー」
うつむいていた私の視界にはチャコールグレーの絨毯と雅さんの革靴。そこに突然、雅さんの顔が現れた。下からのぞき込んでいる、私の顔を。
ちゅ。
顔が近づいてそのままキスをする。挨拶代わりの軽いキスだ。唇から伝わる雅さんの暖かさに全身の肌が震えた。
だめ……こんなキスにも反応してしまう。どうして?
「顔、真っ赤だよ」
「は、走ってきたから」
とっさに嘘をついた。雅さんは私の背中に手を当ててソファに座らせる。背中も熱くなった。斜め向かいに雅さんも腰掛ける。だめだ、雅さんを見れない。
「そんなに会いたかったの、俺に」
「え、エレベーターも混んでて、途中で止まってしまって、なかなかここまで上がらなくて、遅刻はよくないから」
「そう。それでも嬉しいよ。ハニー、これ」