チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「は?」と言った時子さんは、僕の方に向きを変えた。

「それどういう意味・・あなたって、意外と泣き上戸なのね」
「ごめ・・」
「謝らなくていいわよ」と時子さんは言いながら、僕の頬を伝う涙を、指で優しく拭ってくれた。

「“りげんさん”の過ちを、僕が代わりに償うのは、その・・“りげんさん”の肉体をもらったから、せめて、今の僕にできることといえば、時子さんが、僕の体を好きなようにしてくれることかな、と・・・つまり、そうすれば、時子さんがまだ持ってる“りげんさん”に対する嫌な想いとか、恨みみたいな気持ちが解消されるんじゃないかと・・あぁ!もう僕、何言ってんのか分かんないや」
「そうねぇ。でも私、何となくだけどあなたが言いたいことは分かったと思うわ。じゃ、これ脱ぎなさい」
「・・・え。これ、って・・シャツ?」
「そうよ。“好きにしていい”んでしょ」
「あ・・・・・はいっ」

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