チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「右」か「左」でバレた!?
「と、時子さん!?」

素っ頓狂な声を上げて驚くと僕とは対照的に、時子さんは至って冷静に「100円です」と言った。
それがまた、実に素っ気ない言い方で、カワイイ顔は、僕をジロッと睨むように一瞥している。
まぁ・・・時子さんに愛想ふりまえてもらえなくても仕方ないよな。
時子さんは「りげんさん」のことを嫌ってるんだし。
偶然とはいえ、ここに入るべきじゃなかった・・。
でも無愛想な対応されても、時子さんに会えて嬉しい・・。

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