幼なじみが好きでしょうがない
『そうか、じゃあ早く帰るぞ』
そう言って、大雅は、私の手を握った。
その頃はまだ、大雅と同じ家には住んでなかったから。
家に帰り、大雅は、手当をしてくれた。
『染みるか?』
と、消毒液を当てながら言ってくる。
ほんとは、だいぶ痛いけど
『大丈夫だよ。』
そう言った。
その次の日もその次の次の日も
私は放課後に3対1でいじめられた。
りりは、中学の頃、テニス部に入ってたから放課後はいつも一緒にいることが出来なかったんだ。
でも、負けたくなかった。
こんな、卑怯な人には負けたくなかった。
だから、りりにも、大雅にもこの事は、話さなかった。
すると、ある日。
いつもみたいに、放課後に呼ばれて…。
教材室に向かった。
どうせ、いつもみたいに、ボコボコにされるんだろうなと思い行くと
いつもの、3人が居た。
『何回殴っても、泣かない女なんて、もうこうするしかねえな。』
は?なにされるの?
『脱げよ、撮ってやるから。』
何を言ってるの?
『そんなこと、するわけな…』
----- ビリリリリ。
腰に、電気が走った。
いったっ。
その瞬間……。私は気を失った。