幼なじみが好きでしょうがない



てか、早く出ないとっ
と思い、玄関に向かうと、大雅がいた。


やった。

この流れで一緒にいけるかも?


靴を履いて、一緒に家を出た。


「「 行ってきまーーす 」」



声を揃えて言った。


「お前、真似すんなよ」



は?

「してないんですけど?」




てゆうか、隣に歩くのは許すんだ?




「隣歩くなよ」



なんなのよ。


ちょっと期待したじゃんか。


「いいでしょ?別に、同じ学校だし」



「はぁ……めんどくせ」




そう言って、並ぶのを許してくれた。


ふふ。


一緒に歩けるだけで私は嬉しい。



なーんて、言えないけどね。



素直になれない。



どうしたらいい?



学校につくと、
女の子達がキャーキャー騒いでいた。



なっなに?


何があったの?


靴箱のとこで私たちは別れた。



「じゃあね、大雅」

そういうと


「おう」

そう言って、教室に向かった。




私も靴を履き替えようとしてると

「高木芽生さん?」



えっ、誰……。






あっ。


知ってる。





「久しぶり。マリアのこと、覚えてるよね?」



と、不思議な笑みを浮かべてそう言った。




覚えてるに決まってる。


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