眠り王子が人ではなかったのですが。
いい年して頬にクリームって私!!てゆーか、大路君もなんでサラッとあんな恥ずかしいことを!!
「陽のそういうところがダメなんだよ」
「そういうところって、どこの事??」
雪島君は呆れながら紅茶を飲む。大路君は、本当に理解していないのか、眉をひそめ首をかしげた。
「どうせなら、直に舐め取った方がいいと僕は思うよ」
先生、彼は今物凄く問題発言をしました!!
『なに言ってるんですか!?』
「冗談だよ冗談。陽??女の子は恥ずかしがり屋さんだから、ほっぺのクリームは教えてあげるだけで良いんだよ」
「そういうもん??面倒くさい」
『面倒くさいの基準が謎です』
言うほうが、何倍も楽じゃないだろうか……。