モヤシ男ーファイナルー
「起きろ~!起きてよ~!華奢☆」


俺の体を激しく揺さぶり、少し声高めの女の子の声が…


モヤシのプリントされたカーテンが、全開に開かれ


窓からくる太陽の光が俺の瞳を刺激する

眩しい、眩し過ぎる

「最近、起きるの遅いですよ!キャハ☆」


まだ、ハッキリと目を開けれない状態だけど、何やらテンションが上がっているのが


弾む声だけで、だいたいは分かった


「同じ時間に一緒に寝てるはずなのに…最近たるんでます!キャハ☆」


モヤシ女…それはね、毎日みる変な夢とキミの寝言が原因なんだよ
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