モヤシ男ーファイナルー
太陽の光に慣れたのか、瞳をパチパチと2回ほど開け閉めをした


ぼんやりとする視界から、すぐさま俺は驚いた


「うわぁ、ビックリした!」


布団に仰向けになって寝ている俺の瞳には、モヤシのポスターが貼られた天井が映し出されるはずが…


今日は、別のモノが最初に映し出された


「キャハ☆」


そう言いながら、瞳を閉じて俺の顔の前で


唇を近づけてくるモヤシ女が…


相変わらずのマイペースな女の子だ…


俺は、唇ではなく前髪をモヤシのピンで止め、開かれたおでこへと


キスをした


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