モヤシ男ーファイナルー
おでこへのキスが気にいらなかったのか…


「モヤシ!この…モヤシ男!貧乏寺!華奢☆モシャ☆」


唇を尖らせ、ブーブーと文句を吐くモヤシ女


う~ん、何か…いろいろと…どうリアクションを取れば良いのか悩む


この…モヤシ男!って今更何だよ。


モシャって何だよ!

んっ?

もしかして…モヤシみたいな体の華奢な男?って事か?


「そんなに怒らないで…朝ご飯作るから。」


朝ご飯という言葉が利いたのか、モヤシ女は、ニコっと目を細めて笑った


その姿を見ると、何だか安心する俺が居る


布団から細い体を出し、そのまま俺はキッチンへと向かって行った
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