モヤシ男ーファイナルー
朝ご飯って言っても、ご飯はない


モヤシ家の朝ご飯は、モヤシ汁のみだから…


ピンクとブルーの器にモヤシ汁を注ぎ込み、俺はそれを持って


キッチンから、モヤシ女が待つリビングへと向かった


たった2つの大きくない器を持っているだけで


手が、腕が、プルプルと震えている。


改めて、改めて…


自分のひ弱な体にガッカリしている
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