和泉くんの考えてることはわからない。
初めははしゃぎが足りてなかった早苗も、後半に大原くんと2人で楽しくデートができたらしくてご満悦。
なんだかんだで大原くんのことが大好きな早苗は、2人の時間で大原くんにたくさん構ってもらったらしい。
可愛いなぁだなんて思いながら、和泉くんと大原くんが歩く後ろで早苗の話にニヤけて聞いていた。
遊園地からは、和泉くんと大原くんの家の方が距離が近い。
駅を通り過ぎてから徒歩5分。
「あ、ここが俺ん家。んで隣のそれが蒼ん家だよ」
緑の屋根の一軒家の前で止まった大原くんは、わざわざ隣に建つ青い屋根の一軒家も一緒に指差して私に教えてくれた。