和泉くんの考えてることはわからない。
「俺、真の言う通り優しくないけど」
「そんなことない!!」
和泉くんの言葉に即答で返せば、ハッとして口を紡ぐ。
またやってしまった。
声のボリューム、なんとかしないと。
「和泉くんは…すごく優しいよ」
少しだけボリュームを下げて、再び喋る。
私には分かるから。和泉くんが、とっても優しい人だって。
今の作業だって、文句は言いながらもちゃんとやってくれてるし。
それに。
「…お婆ちゃん、助けてくれたから」
「……え?」