和泉くんの考えてることはわからない。



「そっか。あの人の孫だったんだ、花宮さん」

「?」

「…そりゃ、こんな真っ直ぐに育つよな」



ポンポン、と和泉くんが私の頭を撫でた。




そして。



「どういたしまして」


私が顔を上げた瞬間に、そう言ってフッと笑ったんだ。



「…〜ッ」

「顔、真っ赤だね」

「い、和泉くんのせいだもん…!」


まさか和泉くんが笑うと思っていなかった私は、そりゃもう顔が熱くて熱くて。




「面白いね、花宮さん」


もう一度ポンポンと頭を撫でながら、和泉くんは私の反応を見て楽しんでいた。



< 18 / 326 >

この作品をシェア

pagetop