和泉くんの考えてることはわからない。
「…花宮さん、先生が呼んでる」
「え?」
お昼休みになって、私のところへ和泉くんがやってきた。
珍しい…というか、初めてかもしれない。
和泉くんが、わざわざ私の席まで話しかけにくるだなんて。
まぁ、用があるのは和泉くんじゃなくて先生だけど。
「6組に来て、って」
「6組って、空き教室の?」
「そう」
うちの学年は、5組までしかない。
6組の教室は今はもう完全に物置と化してるはず。
それなのに、何故6組…?