和泉くんの考えてることはわからない。
「ほら、行くよ」
「えっ?和泉くんも呼ばれたの?」
「…まぁ、そーだね」
「?」
若干間があった気がしたけど、それは気のせいだろうか。
とりあえず、先生が呼んでるらしいから行ってみるしかない。
─────ガラッ
廊下の奥にある、薄暗い教室。
その扉を開けたのはいいけれど、全く人の気配を感じなかった。
「あれ、和泉くん。先生いないよ?」
いないどころか、埃まみれで最近人が入った形跡すら、その教室には見当たらない。