和泉くんの考えてることはわからない。



「それにしても何なんだろうね、この暑さ」

「や、本当それ」




そして今日は、とってもいいお天気。


それはまだ6月なのに本格的な夏の暑さに近いと言っても過言ではないほどで、生徒のほとんどは上のジャージを脱いでTシャツ姿になっていた。




「栞里ちゃーんっ!」

「あ、慎くん」


私も上のジャージを脱いだその時、久し振りに聞こえた可愛らしい男の子の声。




「栞里ちゃん、栞里ちゃん」

「あははっ、久し振りだね慎くん」

「うん!会いたかった〜」



ここ2週間くらい全然会ってなかったからか、慎くんは私の前までくると嬉しそうにぎゅーっと抱きしめてきた。



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