“あなたを愛しています”





いつものようにお客様と打ち合わせをして、資料チェックをして。

そして、スケジュールを確認して。




司君に装花をお願いしている佐藤さんの結婚式も、気付いたら一週間後に迫っていた。

一週間後には、何があっても司君と顔を合わせないといけない。

いや、一週間もあるんだよ?

それまでに絶対会えるよね。

そう思い直すのに、嫌な予感が消えないのだった。


< 176 / 353 >

この作品をシェア

pagetop