ほんもの。
安藤と紺野さん弟と鷹村さんという紺野さんの旦那さんが取り付けをしてくれたらしい。
「では未成年もいるので、アルコール無しの健全な流しそうめんを始めたいと思いまーす」
音頭を取ったのは、紺野さんのお姉さん。
「月白は天才だな」
え、と振り向く。安藤がぺろんと千切りしきれていなくてつながったきゅうりを見せた。
「どうしてそれが私のだって……」
「なんとなく」
悔しい。明日からきゅうりの千切りの特訓だ。何に使えるか分からないけれど。
竹の解体まで手伝って、帰り際にコンビニで買ったシュークリームを渡した。