ほんもの。

「広報覗いてくれば? あーでも忙しいのか今は。忙しいから連絡取る時間がないんじゃない?」

「これが噂の自然消滅……」

まさか、と先輩は私の肩を叩いた。お弁当を作る気力がなくて、私の昼ごはんはコンビニのサラダに戻っている。

昼休憩を終えてすぐに、矢敷さんが私の方にペラリと紙を差し出した。

「これ行ってきて、広報。ここ間違ってるから」

「矢敷さん……!」

「あといい加減ちゃんとチェックしてから出せって凄んできて」

よっぽど面倒な相手なのだろう。私への配慮3、押し付け7ってところか。でもその気持ちはありがたい。

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