銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
恐らくサーロンは脱獄を画策している。

だが……。

「もうあいつの好きにはさせない」

血が滲みそうなほど拳を握りしめ呟く。

サーロンの高笑いが俺の頭から離れなかった。
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