オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
「お待たせいたしました。お客様この中でお好みの物はございますか?」

目の前に置かれた靴は見た目もキレイで履きやすそうだし、女性の足をよりキレイに見せてくれる洗練されたデザインの物ばかりだ。

断ろうと思っても目の前に差し出された靴を見ていたら自然と手が伸びていて私はその中から安定感があり上品なデザインのパンプスを手に取った。店員さんに誘導されるようにゆっくりとパンプスに足を入れる。

見た目はかたそうなのに履くとすっと足になじんでる。

「そのパンプス、ステキですよね。今お召しになっているワンピースにもとても似合ってらっしゃいますよ」

すかさず店員さんが褒めてくれる。

実は私も同じことを思って……ってダメダメこんな値段を聞くのも怖いぐらいの高価な物を買ってもらうわけにはいかない。

何で私ったらこれ履いちゃったんだろう。後悔しながら鏡に映るパンプスを見ていると鏡に映る副社長と目が合う。

「……似合ってる。じゃあ…これにするよ。あとこれこのまま履いていくから」

「かしこまりました」

「えええ?!」

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