オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
その後、4人で食事と会話を楽しみ、あっという間に時間が過ぎた。
トニーさん夫婦はこの後人と会う約束があるようで私たちはここで解散した。
「あの……今日は凄く驚きました。楽しかったです。ありがとうございました」
ロビーでお礼を言うと浩太郎さんは頭に手をやりながら「何も言わずにいきなりで悪かったな」と謝った。
そこであることに気付く。
「あっ!」
「何だよ」
いきなり発した言葉に浩太郎さんはビクッとしながら私を見る。
「何だよじゃありませんよ!なんで私が副社長の婚約者になってんですか?聞いてないんですけど」
すると浩太郎さんはわざとらしく「はぁ~」と溜息をつき、口を尖らせ腑に落ちない表情を浮かべる。
「いい加減さ~俺のものになっちゃえよ」
「え?」
「別に俺は嘘なんかついてねーよ。俺はお前といつでも結婚して良いと思ってるからトニーに遥のことをフィアンセだって言ったんだ」
も~~まただ。
こういうことをごく当たり前の様にさらっということろが……不覚にもドキュンとしちゃうのだ。
しかも会えば会うだけ副社長の事が嫌じゃなくなっているのも事実。
でもそんなことを正直に言ったら本当にすぐにでも結婚しかねない勢いがある。
だから……
トニーさん夫婦はこの後人と会う約束があるようで私たちはここで解散した。
「あの……今日は凄く驚きました。楽しかったです。ありがとうございました」
ロビーでお礼を言うと浩太郎さんは頭に手をやりながら「何も言わずにいきなりで悪かったな」と謝った。
そこであることに気付く。
「あっ!」
「何だよ」
いきなり発した言葉に浩太郎さんはビクッとしながら私を見る。
「何だよじゃありませんよ!なんで私が副社長の婚約者になってんですか?聞いてないんですけど」
すると浩太郎さんはわざとらしく「はぁ~」と溜息をつき、口を尖らせ腑に落ちない表情を浮かべる。
「いい加減さ~俺のものになっちゃえよ」
「え?」
「別に俺は嘘なんかついてねーよ。俺はお前といつでも結婚して良いと思ってるからトニーに遥のことをフィアンセだって言ったんだ」
も~~まただ。
こういうことをごく当たり前の様にさらっということろが……不覚にもドキュンとしちゃうのだ。
しかも会えば会うだけ副社長の事が嫌じゃなくなっているのも事実。
でもそんなことを正直に言ったら本当にすぐにでも結婚しかねない勢いがある。
だから……