高校生の私と猫。
白い猫
私は弓道部に入っている。

練習場所の弓道場は、グラウンドの端っこ。
道場の側には、大きな木が生えている。


ある日、真っ白な猫が木の下に現れた。

『可愛い~~』
『ふわふわだねぇ〜』

部員のみんなに撫でられ、澄まし顔をしている猫。毛並みが良く人馴れしているものの、首輪はしていない。


私は猫が苦手なので、見ている程度だった。
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