ドキドキ同居しています
翌日の朝。

朝食を作って、弁当は作らずに、早めに家を出た。

茉莉香と顔を合わせづらかった。


駅までの道を歩いてると、尾行されてるような気がして振り向いてみる。

電柱の陰に、高橋さんが隠れていた。


「出たな。痴女」

俺がそう言うと、電柱から姿を現して、

「ひっど~い! 17歳の乙女に向かって痴女って!」

俺に近づくと、カバンから何かを取り出した。

「これ、須王くんにお弁当作ってきたの。食べて?」


弁当を手渡す高橋さんの手は冷たかった。

これを作るために早起きして、渡すために早朝から待ってたんだろうか……。


そういえば、今日は弁当作らなかったな……。

茉莉香とギクシャクしてそんな気分じゃなかったから……。
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