ドキドキ同居しています
高橋さんは俺に歩み寄る。

「ここに来ると思ってた。一緒に食べようよ♪」

「なんで……」

「私、何年も須王くんのこと見てたから、須王くんの考えること、予想つくの」


高橋さんは、俺を見つめてから抱きしめて、

「大好き……」

と、幸せそうに言った。


手の込んだ弁当なんて、茉莉香に作ってもらったことなかったな……。

昨夜も口をきいてくれず、部屋から出てこなかった茉莉香。


俺がこんなにさびしい時に、なんで惑わすようなことばかりするんだよ……。


抱きしめられても抵抗しない俺。

高橋さんは、俺を抱きしめたまま離れない。

「好き……大好き……」

ずっと、俺への想いを伝えつづけていた……。
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