混 迷

···いいなぁ、幼馴染って


華は、咲空を連れ出した。

今日は、詠斗が帰ってくるから
空港に迎えにいき
三人で食事をしようと。

三人の親達も
集まって騒ぐみたいだ。

咲空には、緊張が見えるが
華は、いつまでも
家の中に留まるのは、
ダメだと思い
佳子さんとも相談して決めた。


全てを話してるわけではないが
佳子さんは、
「娘を信じている」
と、言った。

私達は、空港で詠斗に会う・・・

詠斗は、咲空を見て
びっくりした顔をしたが
長い足をいかして
ずがずが歩いてきて
いきなり咲空を抱き締めた。

咲空と華は、
「「詠斗、お帰り」」
「おう、ただいま」
咲空は、詠斗の背中をトントンと
叩くと
詠斗も咲空から離れた。

それからすぐに
詠斗は、華をみて
華の鼻をいきなり摘まんで
「変わんないな、鼻ぺちゃ」
「ああ?なにおぅ!!」
と、二人は、
いつもの言い合い‥‥‥
その姿を見て
咲空は、クスクス笑う。

それをみて
華はホッと
詠斗は、鼻で笑った。

三人で空港を後にして
食事に出掛けた。

三人で色んな話をしながら
食事をした。

咲空は、やはり・・いいなぁ
幼馴染って。

何年会わなくても
何も言わなくても
変わらない‥‥‥‥

ありがとう・・詠斗。
ありがとう・・華。
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