芸能人の彼と普通の女子高生。
「そんな疑わないでよ。本当だって。なんならキスでもしようか?そしたら信じてもらえる?」
大川君はそう言って、さらに顔を近付け、私の右頬を優しく包むように触れる。
「だ、だめだよ!!何言ってるの!?」
表情を変えずに次々と爆弾発言を続けるからもうついていけない。
「俺本気なんだけど。ずっとこうやって触れたいって思ってたよ」
そう言って親指で私の頬をスッと撫でた。
「大川君....」
「松田さんのほっぺた柔らか」
頬に触れる大川君の手は大きくて、そして少し冷たくて。
私の顔が熱くなってるからそう感じてるのかもしれない。