芸能人の彼と普通の女子高生。






「さっき?....さっきって何?これ、意味分かってる?」






「あの....」






「俺があげたネックレスに対抗するように痕つけるなんて凄ぇ性格してるな。俺に見せつけようとしてる。高校生だとしたら怖過ぎ。それとも年上の男?」







「あの、そういうのじゃなくって....!」





どうしよう。





誤解されてる。





違うの。






「消毒するから」






そう言った奏大さんは少し微笑んでるけど、柔らかい雰囲気はどこにもない。





目はとても冷たくて、まるで私を責め立てるよう。





そしてゆっくりと近づいてきて、





「きゃっ...や、奏大さんっ....!?」





トン、と肩を押されて気付いた時にはもう倒されて天井が見えた。





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