再会は突然に
だがしかし、当の私はうじうじしてばっかりだ。

ただ、大希の口から聞くのが怖い。
大事な人がいると、肯定されるんじゃないかって思うと胸が苦しくなる。

早く言わないともう金曜日だしなぁ・・・。


「はぁどうしようー・・・」
「何がどうしようなの??」


急に恵梨以外の声がして、ガバッと顔を上げるとニコニコと笑顔のあゆちゃんが恵梨の横に立っていた。

あ、焦った。急に現れるなんて心臓に悪い・・って、さっきまでの話聞かれてないよね!?
いや、あやちゃんだから聞いてたら絶対に何のこと?って興味津々に聞いてくるよね・・・?


「い、いやぁ仕事でちょっと面倒なことがあってさー」


あははーっと困り笑いを浮かべると、あゆちゃんは何事もなかったように「それは大変だね」と労ってくれた。
ごめんあゆちゃん・・・もう少し騙されていてください!!

心の中で手を合わせてお願いしていると、あゆちゃんが「じゃあさ」と人差し指を一本立てた。


「気晴らしに合コンでもどう?」
「合コン!?」
「うん!急に一人足りなくなってさ、今日なんだけど風香どう?」


いやいやいや何で私が!?しかも今日!?

無理無理と首を振って恵梨を見ると、何かを察した恵梨は「あ、うち無理やで」と何かを言う前に断った。
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